9月21日、神戸にある人と防災未来センターへ研修に行ってきました。
六甲おろしが毎年出場しているレスキューロボットコンテスト(レスコン)では災害現場での救命活動を題材としており、要救助者のことをきちんと考慮した優しい救助が大切になります。
そこで今回、私たちは来年のレスコンに向けて製作するロボットのコンセプトやアイディアを考えるために、人と防災未来センターへの見学・研修を行いました。
人と防災未来センターは阪神淡路大震災の記憶を風化させることなく未来へ語り継ぐ、また災害に対する防災や減災のための施設になっており、部員は震災当時の被害状況や震災後の復興の様子を真剣な面持ちで学習していました。
研修を行う前は、災害の状況を想像することしかできなかったため、どうしたら要救助者に対して優しい救助ができるのかなど、ロボット製作のための会議が行き詰まってしまうことがありました。
しかし実際の災害の被害の様子を自分たちの目に焼き付けることで、災害の状況を細部まで理解し、部員はそれぞれアイディアをまとめやすくなりました。
例えば一人の部員は研修を通して、要救助者は暗闇に長時間いたため光が眩しいということを学習し、救助時はロボットのライトの調光にも配慮を配ること(赤外線カメラの使用など)が優しい救助につながるのではないかと意見をまとめることができました。
今回のような外部施設での研修は六甲おろしとして新しい試みでしたが、とても良いものにすることができました。
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