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執筆者の写真Rokko_oroshi kobe-u

Wimmについて紹介します

大変お待たせいたしました!


レスコン2023で大活躍を果たした、六甲おろし独自のロボット制御プログラム「Wimm」についての紹介をします!


Wimmが開発される前まではロボット制御に対し、一つの機体に対し一つの制御プログラムを作成するというアプローチでした。


この方法の最大の利点は制御対象のロボット専用にプログラムを調整できる点で、各々のロボットの個性を最大限活用できるように設計できますが、この方法には様々な欠点があります。


その中でも特に大きなものは開発コストであり、各ロボットが開発されるたびにアプリケーションを一から作成し直すというのはコストだけでなく、プログラマーには多大な労力と時間もかかります。


またロボットに個性があるとは言っても、根本から何もかも違うロボットというのは存在せず、多くの場合各アプリケーションに共通の機能を持たせることになり(例:カメラ画像の表示、コントローラーからの制御信号の送信など)、これらの機能を逐一アプリケーションに再実装することは非効率的です。


このような欠点を一挙に解決することを目的として、制御プログラム「Wimm」は開発されました。


各ロボットを予め抽象化したあるモデルをプログラム内で扱うことで、機体が変わっても同じプログラムで制御が可能で、先ほどの非効率的な作業をする必要がなくなり、新しい機体を制作した際のプログラマーにかかる負担が激減します。


またWimmではロボットの操作画面や操作方法が統一されているため、新しいロボットが開発されても、操縦者は短い期間で容易に操作方法を習得することができます。


このように従来のロボット制御方法では不可能であったことを可能にした、革新的な制御プログラム「Wimm」はレスコン2023で評価され、なんとベストテレオペレーション賞(遠隔操縦技術や遠隔操作システムの優れたチームに与えられる賞)を受賞することができました!


「Wimm」のおかげで六甲おろしのロボット制作がより活発になっていくことは言うまでもないでしょう!


Wimmの操作画面などは下に写真でも載せておきますが、六甲おろしが外部などでの出展でロボットの操縦体験会などを行う際は、実際に読者さんの目でWimmの画面を見ながら操縦することができるので機会があればぜひお越しください!


直近の操縦体験は11/11、12に神戸大学で行われる六甲祭にて行われます!


操縦体験をしてくださった方の数名には素敵なプレゼントもあるので、是非お越しください!


ご来場お待ちしてしています!


↑Wimmでの操作画面

↑レスコン2023で受賞することができたベストテレオペレーション賞

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